Ehime Volleyball Association

『小中高校連携地区別練習会in西予・今治レポート』

   

 12月17日に宇和高校(西予市)、18日に今治工業高校(今治市)で小中高校の男子選手(約200名)が参加して練習会を行いました。
 この事業は、@愛媛国体の選手育成、A各地域での連携強化、を目的に今年度から始まりました。特に、競技人口の減少が顕著な男子の対応策として、男子を重点的に実施していく方針です。そして、今回は、8月のin宇和島(女子)に続き2回目となりました。
 午前中は、トレーニングを行いました。講師の関口博之さん(クレーマージャパン)から、正しい姿勢、動きづくり、体幹の強化について指導していただきました。関口さんから選手達に姿勢の悪さが指摘され、体幹を支える筋力を鍛えて良い姿勢をつくることがスピードある動きにつながることを教わりました。
 午後からは、元松山工業高校監督の松野敏雄先生を講師にバレーボールの実技指導が行われました。内容は、ステップ、パス、ブロック、スパイクの基礎・基本を中心に練習を行いました。松野先生は、これまで全日本高校選抜の監督やコーチを歴任し、現在は全日本で活躍している選手も指導してこられた経験から、「チームの指導者の先生を信じて感謝できる選手」「自分がうまくなろうと決心して行動できる選手」が一流選手になっていくと話され、参加した選手達は真剣に聞き入っていました。
 また、今回は小中高校生が同じグループで練習をしました。高校生が模範を示したり、ボール出しをして小中学生にアドバイスする姿が印象的でした。小中学生は、地域の高校生を目標にしてますますバレーボールに打ち込んでくれることと思います。宇和高校、八幡浜高校、今治工業高校の選手の皆さん、ありがとうございました。
 バレー強豪県として知られる長崎県は、約20年前から強化策の1つとして始めたこうした取り組みが成果に繋がっていったということです。今では、小中、中高の合同練習が頻繁に行われているそうです。愛媛県でも10年後、20年後を見据えて選手育成の形をつくっていきましょう!
 今年度は、同事業を2月に松山市(女子)、四国中央市(男子)で実施する予定です。

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